ファーネス重工

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SOLUTION 03

省エネルギーによるコスト削減

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省エネルギー率65%~75%のロータベクト

ファーネス重工の製品中、ロータベクト製品群は、省エネルギー率も従来の工業炉に比べ65%~75%と驚異的な性能を有しています。なぜそのような超省エネルギーを実現できたのでしょうか。

大きかった従来の工業炉

従来の方式では、バスケットと呼ばれる棚にたくさんの製品を並べ、そのバスケットごと炉の中に入れて加熱し、バスケットごと取り出す方式でした。そうすると、バスケットの加熱に余分な熱量がかかり、さらには、そのバスケットごと入れられるようにするために炉が大きくなって目標の温度へ到達する時間も長くなり、上下右左で温度上昇の時間にムラが生じるという問題が発生していました。またバスケットを使わない一般的な循環ファンを採用した炉においても炉内の下部から上部に向かって熱風が供給され下のワークから早く温度が上昇することによる加熱ムラや品質ムラの問題が発生。安定した処理個数を確保できないため、生産目標数を達成させるためには、一度に処理する製品数を多くすることが求められるため、従来の工業炉は大きくしなければなりませんでした。

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熱風循環技術によってすべてのムラを排除

製品の加熱ムラや品質ムラの問題もファーネス重工の特許技術である熱風循環技術により飛躍的かつ革新的に改善しました。その熱風循環技術では、まず、ガスバーナー、電気ヒーターなどで熱した空気を、炉内の循環ファンにより製品に高速で直接吹き当てます。製品に当ると熱風の温度は降下しますが、そこへさらに熱を補充して再び循環させ、温度精度をシビアに管理しながら、それを繰り返して加熱していきます。特筆すべきは循環ファンの熱風の吹き出し側に設置されている円筒状のガイドです。それにより加圧された高圧の熱風をばらつきのない風量で高速に直接ワークへ吹き当てることが可能となり、温度上昇ムラ、加熱ムラ、品質ムラなどすべてのムラの排除を実現しました。ファーネス重工の炉内には製品に合わせて作られた棚があり、そこに製品を並べられるようにしてありますので、バスケットによって生じる余分な熱量の排除にも成功しています。

省エネルギーを超えた超省エネルギーを実現

ファーネス重工の特許技術である熱風循環技術により温度上昇ムラ、加熱ムラ、品質ムラなどすべてのムラの排除を実現できたことで、熱処理の無駄を強力に排除でき、さらには従来のバスケットも使用しない工業炉を設計することにより、バスケットにより生じていた無駄な熱量も完全に排除。省エネルギーを超えた超省エネルギーを実現、無駄な熱量を強力に排除することにより深刻な環境問題となっている二酸化炭素の排出量も従来の炉の65%~75%減と驚異的な削減を実現しました。